私は一人の看護師としていつもこう考えているのです。
何で看護師になりたかったのだろう?
その答えは簡単だ、「人の役に立ちたかったんだ。」
大きな大きな夢だけど、私が関わる全ての患者さんを笑顔にしたい。
何千人でも何万人でも関わった利用者さん全てを幸福にしたかった。
今でも変わらない、利用者さんに中途半端に関わる事はない。
いつも自分に問いただす。
「お前は、自分にされたら嫌な事を利用者さんにしようとしていないか。」と。
布団の掛け方1つ、声の掛け方1つ気を配る、服は丸まっていないか、足は重なったままになっていないか。
「少しお待ち下さい。」は本当にすぐに来るという意味で使っているのか。
自分のペースで頑張ろうとする利用者さんをせかしていないか。
いつも問いただす。
看護師という職業集団の中に埋もれて、自分がされて嫌な事を平気でやれるようになっていないか
日々の業務に追われてを言い訳にしていないか。
忘れてはいけないし、不変でなくては行けない、利用者さんの為に全力を尽くす。
これが私の原点でなくてはならないしその事が少しでも妥協するくらいなら、
看護師は辞めた方がいい。
訪問看護ステーションもろびと代表
小川 正義